葦船プロジェクトを進める中で
たくさんのことを学んでいます。

    自然と共にあること

葦船は風まかせです。

だから、行きたい場所に行くというよりも
古来は連れて行かれる場所へ行く乗り物です。

パワースポットといわれる場所は
海の中にもあるそうです。

風任せ、波任せで船に乗ると
海の上のそういった場所に自然と流れ着くのだと聞きました。
自然がそこへ連れていってくれるので

自然と共にあること

そのように生きれば
人は自然と一番よい場所へと運ばれて行きます。

そのような学びをしてる中で
ふと思いました。

人は、自然に近づくという在りかたではなく
自然と共に在るということをした時に
間違いのない生き方をします。

「自然」という言葉を「神」という言葉に変えれば

人は「神に近づく」という生き方ではなく
「神と共にある」という生き方をした時に
まったくもってそのような人生を送ります。

平和になるのではなく
平和で在ること。

愛を求めるのではなく
愛で在ること。

感謝する者ではなく
感謝そのもので在ること。

実はまったく
わたしたちはその通りであるのです。

わたしたちという存在は
これまで一瞬の間違いも無く
ずっと祝福の中に在るのです。

わたしたちは
あまりにも結末に近づこうとし過ぎてきました。

それは、「不足である」という意識から生まれる感覚です。

わたしたちは、もう既に
愛であり
平和であり
調和であり
祝福の中にいるのです。

そんなはずは無いって?

不足があると思うのなら
きっとあなたの人生は不足だらけなのでしょう。
あなたが決めた人生なのですから。
そしてあなたがこの世界に
不足というものを作ったのですから。
あなたが作った世界なのですから。

わたしたちはひとりひとりが
自分にとっての世界の創造主なのです。

結末に近づこうとする意識は
不足であるという意識と同じです。

結末と共に在るという意識は
すべては満たされているという意識です。

 

宇宙には 何ひとつ不必要なものはなく
  すべては祝福の内にある
  わたしたちは 祝福された存在
  すべて皆 美しい

明日は、出航最後の準備の日です。

尾張(終り)の扉は開いたとの報告を伝えるために
僕らは伊勢へと向います。